HIP HOPE

平和への想いをつなぐ

1945.8.6. あれから既に75年の時が経ちました。私達は学校の平和学習や映画、本などであの日のことを知っていましたが、日々の生活からはずいぶん離れたことでした。ユネスコの世界遺産にヒロシマの原爆ドームが選ばれています。それは、人々のもう二度と惨劇は起こしてはいけないという思いが込められているのではないでしょうか。

2020年2月. COVID-19流行。学校が休校になりました。予定していたプロジェクトは中止になり、制限のかかった生活を送ることになりました。広島県教育委員会は代替案としてWWL プロジェクトを再編成し、私達は集まることになりました。

2020年9月. 私達25人は県内6校から集まりました。コロナ禍で会うこともままならない中、広島県に住む高校生の私達がやりたいこと、やらなければならないこと。それは世界の高校生と共に平和を考え、互いを理解し、距離の壁を越えてICT機器で高校生が世界の人々と協働し、つながる土台をつくることであると考えました。

HIP HOPE 存在意義

HIP HOPEとは、Hiroshima International Peace for HOPE の頭文字をとったものです。私達が大事にしていることは、From HIROSHIMA To HIROSHIMA。広島から世界に平和への想いを共有、そして世界中から広島に声を届けてもらうことを基盤に活動をしています。

HIP HOPEでは3つの目的を掲げています。

1つ目が、世界の高校生との平和の架け橋を実現すること。2つ目が「HIROSHIMA」を語り、世界の人々と協力して、新たな価値を生み出すこと。3つ目が、平和都市HIROSHIMAの高校生として国際平和についての意見を発信し、国際平和実現への貢献を目指すことです。

この3つの目的を達成するために、私達は主に2つの活動を進めています。

1つが、高校生国際会議 HIP HOPE Conferenceです。2021年7月28日に、世界の高校生がオンラインで集い平和について考える英語での会議です。広島県知事によるオープニングスピーチや、国連などから応援メッセージを予定しています。

もう1つは、Webサイト hiphope.jpです。これは、世界の高校生と平和について考える広島県の高校生が発信するWebサイト hiphope.jpを、HIP HOPE Conferenceに先だって制作、公開するものです。すべての高校生のネットワークを構築し、交流できるオンラインプラットフォームを目指し、様々なコンテンツを用意しています。

HIP HOPE の未来

HIP HOPEの活動は7月の国際会議で終わるものだと私たちは考えていません。7月の会議が終わり、1年位経てばCOVID-19も落ち着いてくるかもしれません。そうなれば私たちはUNESCOでHIP HOPEの活動実績を発表したいと考え、その時にはWebサイトには10万アクセスを目標にしています。

そして、3年後。私達の連携校と共に海外で直接、平和について話し合うワークショップを開催したいと考えています。Webサイトには100万アクセスを予定しています。

5年後には、平和実現の取り組みをしている企業・団体と連携しながら、サイトのアクセス数200万へと夢を大きく描いています。願うばかりではなく、今後の活動の中に、コンテンツの充実、他の国際的な連携、広報プランなどを考え行動します。

最後に10年後。海外で私達だけの国際会議を開催したいと計画しています。また、国連加盟国193カ国の内9割がサイトにアクセスするとしています。

私達は、COVID-19を乗り越え、Z世代の強みであるSNSでの活動も視野に入れ、幅広く活動をしていきたいと考えています。

私達の活動はHIROSHIMAを超えて、日本そして世界へと繋がります。
みなさんが思う、平和への想いをHIP HOPEで語りませんか?